2018年9月8日土曜日

第四詩集『私の知らない歌』(思潮社)を川口晴美さんが、東京新聞夕刊の詩の月評欄「詩はいかが」で取り上げて下さいました

6月1日刊の第四詩集『私の知らない歌』(思潮社)を川口晴美さんが、東京新聞夕刊の詩の月評欄「詩はいかが」で取り上げて下さいました(9月1日)。
「大木潤子の第四詩集『私の知らない歌』(思潮社)は、余白の多さと美しさが際立つ一冊だ。見開きの右側はすべて白。左側にも言葉数は少なく、たった一文字だけのページもある。なのに、軽くはない。緊張感みなぎる静寂の中に鋭く重く、ときに囁きに似た優しさで響いてくる声に引き込まれてしまう。空白のただなかに凛と佇む文字列の圧倒的な強さ。[…] 指先が薄い紙の上を滑るわずかな間に、詩人は永遠のような時間を宿らせる。饒舌な散文詩の詩人としてスタートした大木が沈黙の期間を経て作風を一変させ、全詩集『石の花』でたどり着いた境地がさらに先へと切りひらかれている。」
有り難いお言葉を頂き、感無量です。川口晴美さんに心から感謝します。

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