2019年12月24日火曜日

七面鳥のモモ肉を焼きました

七面鳥のモモ肉を売っているサイトを見つけたので、とても久しぶりに七面鳥モモ肉のオーブン焼き。パリにいる時は安く手に入ったのでよく作っていたけど、今日は何と、二十年以上ぶり⁈ ポタージュはネギとじゃがいも、ナツメグでアクセントを。

成宮アイコさんの「朗読詩集」『伝説にならないで』(皓星社、2019年8月刊)について「自由詩時評」に書きました

『詩客』自由詩時評に、ライブハウスなどでの朗読を中心に活動する詩人・成宮アイコさんの「朗読詩集」『伝説にならないで』(皓星社、2019年8月刊)について書きました。 https://blog.goo.ne.jp/siikaryouzannpaku/e/ff0c138ee8731a79c8372df9bbb57ced

2019年12月21日土曜日

今年は南天の実がいい感じに赤くなりました。葉も少し紅葉しています。

2019年12月4日水曜日

『私の知らない歌』が横浜詩人会賞の最終選考まで残りました

昨年刊行した『私の知らない歌』(思潮社)、横浜詩人会賞でも、受賞には至らなかったものの、最終選考で選考対象の最後の二冊のうちの一冊になりました。 受賞詩集は今鹿仙さんの『永遠にあかない缶詰として棚に並ぶ』(金雀社)。刊行直後に読んで、現代詩の最前線を疾走するような、シャープで独創的な世界に魅了されました。今鹿さん、ご受賞おめでとうございます🎉㊗️🎊 『私の知らない歌』に、横浜詩人会会報上で選考委員の方々から、とても励みになる、有難い選評を頂きました。 選考委員長の佐相憲一さんには、「大木詩集の根源的な存在の問いかけと深く繊細な心の、弱さをもさらけ出しての癒しの抒情」、選考委員の中島悦子さんからは、「大木潤子『私の知らない歌』は、見開きの左ページに言葉が配置され、時間と空間とを再認識させる詩集。読者にとってもページをめくる行為が、提示された言葉への想像力を羽ばたかせる契機となる。本全体が祈りのトーンの中を自由に行きかうことのできる装置とも思えた。」との嬉しい評を頂きました。また、同じく選考委員の浅野言朗さんは選評のほぼ全文を『私の知らない歌』に割いてくださいました。とても嬉しい、有難い評でした。「受賞には至らなかったが、私は、大木潤子さんの『私の知らない歌』が今日を表象した優れた詩集であると感じた。まず、単に「詩を集めた」ものであることを遥かに越えて、詩集という一つのメディアとしての戦略がある。次に、詩集を読む=頁をめくるという行為が誘発され、直線的ではなく、複眼的・円環的な世界が立ち上がってくる。そして一つ一つの言葉が、必要最小限に研ぎすまされ、それが豊かな相互感応を見せている。ここでは、言葉の精度と詩集の構築性とが高い次元で融合しており、傑出した作品だと思う。その明確な特性への評価は分かれたが、独自の構築性、それを駆動させるリズム、言葉への感性‥‥‥といった、詩集に必要な要素の全てが重層的に含まれている作品である、と感じた。このような詩集に出会えたことに感謝したい。」 また、坂多瑩子さんからも、「自分にふさわしい言葉を求めようとする宇宙的なエネルギーに惹かれた」との嬉しい評を頂きました。 選考委員の皆様に、この場を借りて心よりお礼申し上げます。 いずれの賞でも受賞には至りませんでしたが、『私の知らない歌』は、H氏賞、鮎川信夫賞、丸山薫賞、そして横浜詩人会賞と、四つの賞の最終選考に残ることが出来、とても励みになっております。これも、『私の知らない歌』を読んでくださり、ご推薦くださった皆様のお蔭です。本当に有り難うございました。 カタツムリの歩みですが、これからも精進して詩を書き続けたいと思います。

2019年12月1日日曜日

野村喜和夫さんの『危機を生きる言葉』(思潮社)刊行記念トークイベントに行ってきました

野村喜和夫さん、阿部嘉昭さん、桑田光平さん、カニエ・ナハさん4人のパネリストによる、 野村喜和夫さんの『危機を生きる言葉』(思潮社)刊行記念トークイベント「2010年代現代詩クロニクル〜喩の問題を考える」(@ ブックカフェ「エル・スール」(詩とダンスのミュージアム内)、思潮社・エルスール財団共同企画)に行ってきました。 野村さんの新刊『危機を生きる言葉』と阿部嘉昭さんの『換喩詩学』(思潮社)を出発点として、日本の現代詩における換喩と隠喩の問題を中心に豊かな討論が展開されて、とてもスリリングでした。行って良かった❗️ カニエ・ナハさんが、『石の花』を2010年代に出版された詩集の極北として紹介してくださり、とても嬉しかったです。カニエさん、有り難うございます!