2019年3月26日火曜日

桃の花が咲いてきました

桃の花が咲いてきました。桃色(語源!)の花と、白い花が同じ木に咲く、源平桃という種類みたいです。




2019年3月23日土曜日

瀬崎祐さんが、ブログ「瀬崎祐の本棚」で、拙作「軌跡」に言及してくださいました。

瀬崎祐さんが、ブログ「瀬崎祐の本棚」で、新井啓子さんの詩誌「かねこと」15号を取り上げてくださり、私が寄稿した「軌跡」にも言及してくださいました。
https://blog.goo.ne.jp/tak4088/e/1aba297f18e0cf6bc9933d49bf481ad0
瀬崎さん、有難うございました!!
ブログのコピーと一緒にお送り頂いた詩誌「風都市」第35号に掲載されている瀬崎さんの作品「燎火」「台北暮色」。詩を書くという行為の奥に存在している根源的な希求について、そして、言葉を発するという行為の意味について、考えさせられました。
和田まさ子さんの寄稿作品「朝はなんども」では、最後から二番目の連のイメージの鮮やかさと、最終連、とりわけ最終行の、思いがけなく不意打ちしてくる官能性にはっとしました。
瀬崎さん、有難うございました。



春の花たち

春の花が満開になってきました。写真はユスラウメの花、ラッパ水仙、スノーフレーク。



2019年3月17日日曜日

「詩客」サイトに、「第21回―平田俊子― 『るりちゃんの右腕』の話法と浄化された世界―ミクロレクチュールの試み」を寄稿しました

インターネットサイト「詩客」の、「私の愛憎詩」コラムに、「第21回 ―平田俊子― 『るりちゃんの右腕』の話法と浄化された世界―ミクロレクチュールの試み」を寄稿しました。
https://blog.goo.ne.jp/sikyakuaizousi/e/e30071d2574c2026be6c05bad39ff4e6

二十代の時に読んで激しい衝撃を受けた平田俊子さんの傑作「るりちゃんの右腕」。現代詩文庫に収録されていないため、今では読む機会が非常に限られた、幻の作品となっています。

今回寄稿したのは、原稿用紙換算30枚を超える力作です!

自分で宣伝してしまいますが、エッセイというよりは論文に近い本格的な論考になっています。


パリ第三大学留学中に学んだ文体分析、イメージ分析、構造分析などの手法を駆使しています。


長いですが、是非、お読み頂けましたら大変嬉しいです。

赤い文字の、引用部分の段落だけを読んで頂くと、「るりちゃんの右腕」作品全体をお読み頂けます!

2019年3月15日金曜日

第49回高見順賞の授賞式に参加してきました

時里二郎さんがご受賞なさった、第49回高見順賞の授賞式に参加してきました。受賞詩集『名井島』は、詩というジャンルの枠を大きく超えた、この作品独自の、一回限りのジャンルが創造されているかのよう。人間の言語の終焉と同時に、言葉の再生への希望も感じさせられ、ずっしりとした読後感が残りました。
受賞のお言葉の、作品の生成の背景についての貴重なお話もとても刺激的でした。

時里さん、ご受賞本当におめでとうございます🎉㊗️🎊

2019年3月11日月曜日

平居謙さん主宰の合評会「とりQ」に参加してきました

一昨日は、平居謙さん主宰の合評会「とりQ」に参加してきました! 全部で13人の賑やかな会、途中で休憩もとらずにみっちり合評会の後は大衆酒場で二次会に。年代の幅が広くて、おしゃべりしているうちに視野を広げて頂いています。とても刺激になって、楽しかった! 主宰の平居謙さんに感謝!! 写真は、行く途中の線路脇で出会った、この春初めてのスミレ。

2019年3月10日日曜日

阿部嘉昭さんの詩集『日に数分だけ』(響文社)の書評を、現代詩手帖3月号「Book」欄に書きました。

阿部嘉昭さんの詩集『日に数分だけ』(響文社)の書評を、現代詩手帖3月号「Book」欄に書きました。
声に出して読むと、音の美しさが染み入るような詩集で、この詩集の持つ独自の音楽性についても言及したかったのですが、紙幅の関係で触れることができなかったので、ここに少し書いておきます。
一つの詩について、一行の長さが、ほぼ同じでありながら微意妙な差異があり、それが、かすかに揺らぐような感覚を生んでいます。
引用した、「日に数分だけ」の場合、最初の四行が、18字、16字、18字、19字。
残された余白もまた、揺らぐかのように見えます。...
一行を読むのに要する時間が大体同じなので、一行が一小節に対応する音楽のようにも感じられてきます。
各行末の空白は、休符のようでもあります。
平仮名の多用も印象的で、言葉の持つ音楽性、視覚性といった、感覚的な面が前面に出てきて、意味指向性が背後に退いていく。
読者が、意味を伝えたら消えてしまう言葉ではなく、音と形を持った言葉の体自身と触れることを可能にしている詩集だと思います。美しいです。


2019年3月5日火曜日

紅梅と白梅が一緒に咲いています

昨年に続き、今年も紅梅と白梅の咲く時期が少し重なりました。
紅梅はそろそろ終わり。


『私の知らない歌』(思潮社)、第10回鮎川信夫賞最終選考まで残りました

昨日は、第10回鮎川信夫賞の最終選考でした。
「私の知らない歌」、受賞には至りませんでしたが、最終候補に残ることが出来ただけでも、とても嬉しかったです!
ご推薦下さった方々に、心より感謝申し上げます。
ご受賞なさった中尾太一さん、四方田犬彦さん、おめでとうございます!
第10回鮎川信夫賞思潮社サイトへのリンク
http://u0u1.net/LrW5