2019年6月11日火曜日

中原中也『サーカス』における語り手の視点について」を書きました

『四季派学会会報』2019年夏号に、「中原中也『サーカス』における語り手の視点について」を書きました。杉中昌樹さんと陶原葵さんの詩のペーパー『papier collé 中原中也』vol.2 に書いた論考の続きです。「サーカス」は、中学生の時、詩への恋に落ちるきっかけになった、私にとって特別大事な詩です。語り手の視点の転換を綿密に辿りながら、「觀客様はみな鰯」、「咽喉が鳴ります牡蠣殻と」といった謎めいた表現を読み解き、鮮明なイメージを引き出す試みです。機会があれば、書き継いでいきたいと思

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