2018年1月29日月曜日

杉中昌樹さんのペーパーで「大木潤子特集」が出ました

杉中昌樹さんが、詩のペーパー「ポスト現代詩ノートvol.10」として、大木潤子特集を組んでくださいました。
最初、特集の企画を伺った時は、えぇ~?!と半信半疑でしたが、本当に出来上がりました。気恥ずかしいような、嬉しいような・・・。
企画編集をしてくださった杉中さん、そして、お忙しい中お時間を割いて、私の拙い詩について、素晴らしい詩と論考を寄せてくださった執筆者のみなさまに、感謝の気持ちで一杯です。
本当に有り難うございます。
豪華執筆陣の顔ぶれに、恐縮し、縮み上がるような思いでおります。
...
ほんの一言ずつになってしまい、ちゃんと要約できるか自信がないのですが、掲載順に、内容を少しご紹介させて頂きます。
(執筆者のみなさま、要約が下手でしたら、失礼をどうぞ、お許しください。こんな短い要約でご紹介させて頂く失礼もどうぞお許しください・・・。)

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☆最初に、新作の拙詩が6篇載っています。これまでとまた、ちょっと、作風の違う作品です。

☆朝吹亮二さん「石の夢」
うっとりするような御詩「石の夢」を寄せてくださいました。私の『石の花』の一部をエピグラフとして引用してくださっています。

☆鈴木ユリイカさん「プルプル震える詩と大木潤子さん」
 『石の花』を読んでくださった時の心の動きがそのまま伝わってくる、美しいエッセイを書いてくださいました。

☆荻悦子さん「石の巣で孵った鳥―大木潤子『石の花』の印象」
詩集になる前の、書かれている途中の状態の『石の花』の中に潜って、そこから語るような、精緻な『石の花』論を書いてくださいました。

☆鈴村和成さん「魂が、戻ってきて見ている、大木潤子について」
第一詩集『鳩子ひとりがたり』に収められた最後の詩「鳩子の家」を、『石の花』や、連れあいの作品にも言及しながら、独自の切り口から論じてくださいました。

☆平居謙さん「『大木潤子の最現在』に関する走り書き」
第一詩集~第三詩集にも触れた後、まだ詩集に収められていない、今私が現在進行形で書いている作品群について紹介し、論じてくださいました。

☆阿部嘉昭さん「透明・映画・減喩―大木潤子について」
太宰治、ラブレー、バタイユなどへの言及の後、映画との関わり、そして『減喩』の視点から、第一詩集~第三詩集を、独自の分析で論じてくださいました。

☆福田拓也「大木潤子の詩集『石の花』の生成―証言と読解」
連れあいが、生活を共にしている人間として『石の花』の背景を、一方で一人の書き手として、『石の花』について、書いてくれました。

☆杉中昌樹さん「大木潤子とともに」
『石の花』を自在に引用しつつ、映画の一場面を観たような、不思議な読後感が残る散文詩を書いてくださいました。

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企画編集の杉中さん、執筆してくださった皆様、本当に有り難うございました。


 

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