2018年5月6日日曜日

第四詩集『私の知らない歌』(思潮社)を刊行準備中です

四冊目の詩集『私の知らない歌』(思潮社)を刊行準備中です。
2016年2月11日から10月23日の間に書いた作品です。
GW前に初校ゲラが着いたので、GW明けに思潮社さんに着くように返送したところです。
ほっと一息。

雀の子どもたちが巣を出ました

自宅の屋根で育っていた雀の子どもたちが巣を出ました!
今日はいつものような、ひしめく「ちゅんちゅん」が聞こえないのでもしや?と思って外に出て見たところ、巣のある付近を、かなり大きくなった雀の子ども達がよちよち。
違う角度の屋根が出会うところにある細い窪みが大通りに変身!
少しずつ飛ぶ練習もしていました。ちょっと飛んでみて、落ちそうになって慌てて上に上がって巣の近くで休んだり、可愛いのなんの!! 10メートルくらい飛ぶ子もいたけれど、ブーメランみたいに巣に戻ってきます。まだ遠出は怖いのね。巣から出てすぐに飛べるだけでもすごいね。









2018年5月4日金曜日

自宅の屋根で雀が子育て中

自宅の屋根の隙間で雀が子育て中!
小雀たちの姿は見えないのですが、「チイ、チイ、チイ、チイ」とずーっと声がしていて、虫らしきものをくわえた親雀が空を斜めに切るように飛んで、隙間の中に入っていく、すると「チイ、チイ、チイ、チイ」のリズムが倍の速さで「チィチィチィチィチィチィチィ」とすごい賑やかさ。
親雀は1分おきくらいの頻度で屋根の隙間と庭の隅とを往ったり来たり、巣の拡張工事もしているのか、草を引きちぎって運ぶことも。
そして危機が!! 
カラスが一羽、近くの電線にとまってじーっと巣の方を注視!!
小雀が狙われている! 危ない!と思ったら驚きの展開に。
四方八方から、雀が5~6羽飛んできて屋根の上に円陣を組み、カラスの方を向いて睨んでいる!!
子育ては親雀二羽だけではなくて親戚一同で協力し合っているのでしょうか?!
親雀の鳴き方にも特徴があって、餌ではなく草を運ぶ時は「チャチャチャチャチャ」と鳴きながら巣に戻っていきます。「巣の材料だよ~、ご飯と勘違いして喜ばないでね」と言っているみたいに聞こえます。
私の姿が見えると警戒して巣に入らないのですが、小雀たちに「後から行くから」と伝えているのか、「チャッ、チャッ」と間を置きながら鳴きます。
巣に入ろうとしている時に私の姿が見えると、全然違うところに巣があると思わせようとするのか、遠くに、真っ直ぐにぱーっと飛んで見せます。とはいえ小雀たちが心配なのか、すぐ戻ってきます。
無事成長して、家族親戚一同で仲良く楽しく暮らしてほしいです。

2018年5月2日水曜日

杉中昌樹さんの「言葉たちは芝居をつづけよ」vol.4に、大木潤子の詩が掲載されました。

杉中昌樹さんのペーパー「言葉たちは芝居をつづけよ」vol.4に、拙詩が掲載されました。
執筆者はほかに野村喜和夫さん、斎藤恵子さん、黒崎立体さん、鳥居万由実さん。
「言葉たちは芝居をつづけよ」は、野村喜和夫さんの「詩とダンスのミュージアム」で無料配布される不定期発行の詩のフリーペーパー。
いろんな特集・企画を同時並行でばく進する杉中さんのパワーに圧倒されています。
杉中さんからご承諾を得て、拙詩のみアップさせて頂きます。
...
***
(南風に向かって・・・)
               大木潤子
南風に向かって
栗鼠が何匹も走る日、
まぶたの下から
生える繊毛、
唐突な煙突、
が倒れて死ぬ人、
の葬式に届く
花輪は何色、
と問うたのは誰、
傀儡のように
踊る花束、
は捲れて風に
舞いましたとさ、
と言いましたとさ、
蝙蝠の羽の
振動が土を
ふるいにかけて撒く種
が発芽する領域、
手を伏せて目を
開けたり閉じたりする、
強力な締める力、
を解く者、
の毛穴に潜る、
コッペパンと牛乳、
残して立たされて、
咲いていた朝顔、
につるべ取られて
今日は私、
捺印しません、


 

今日5月2日の朝日新聞夕刊に大木潤子の詩が掲載されました

お蔭様で、本日5月2日の朝日新聞夕刊文化面「あるきだす言葉たち」の欄に、無事拙詩が載りました。
 
「突然大事件が起きて紙面の都合で掲載延期になるのでは」「文化面を開いたらどこにも載っていなかったりするのでは・・・」など不安で、おそるおそる新聞を開きましたが、無事載っていました。
 
何かのついでがあり、お時間にも余裕がありましたら、ご笑覧くださいましたらとても嬉しいです。

2018年4月30日月曜日

5月2日の朝日新聞夕刊「あるきだす言葉たち」の欄に大木潤子の詩が掲載予定です

朝日新聞夕刊に拙詩が掲載予定です。明後日5月2日水曜日の夕刊文化面「あるきだす言葉たち」の欄です。何かのついでがあり、お時間にも余裕がありましたら、ご笑覧くださいましたら嬉しいです。
ゲラの第二校も終わったのでまず大丈夫と思いますが実際に載るまでなんだか心配。

前橋ポエトリーフェスティバルに、詩と写真を5点送りました

前橋ポエトリーフェスティバルに、詩と写真のペアを5点送りました。展示されるのがとても楽しみ。

2018年4月28日土曜日

サツキを植えました

一昨日ですが、サツキを植えました! サツマベニという、オレンジの花が咲く株と、シロサカズキという、白い八重咲きのサツキです。ネット通販で届いた箱の開梱から始まり、穴掘り、配置決め、穴埋めなどなど、2時間半の作業でした。元気に育ってくれるといいなあ。


2018年4月22日日曜日

大明気功院の講習会に参加してきました

昨日はまた連れ合いと二人で大明気功院の気功講習会に参加。今年のテーマ「二十四節気養生」のうち「春季養生」の二回目。2月20日に2.5㎝の膀胱癌があって気功院に来た患者さんの癌が4月6日の検査で消えていたという話があって、気功で治そうとする場合どういう点に留意すべきかも教わった。
 
私が化学物質過敏症を治した時はかなり徹底して気功の理論に沿って実践したなあと思う。そこをしっかりしないと、せっかく気功をやっても効果が薄くなったりなくなったり逆効果になったりする。
 
講習の最初に「静功」(座ってやる気功)、講習が終わった後「大雁功」(64型を続けてやる気功)のレッスン。もう15年もやり続けているというのに難しい。雑念を追い払ってちゃんとやらないと・・・。

2018年4月15日日曜日

久々にピアノをアップ。ツェルニー30番の4番


久しぶりにピアノアップ。長い長いブランクの後、再開して1年1ヶ月くらいになりました。3月6日の録音です。一番長くても一日一時間しか練習できないし、弾けない日も沢山あるけれど、細々続けています。


2018年4月11日水曜日

吉増剛造さんから拙詩に大変なお褒めの御言葉を頂きました

杉中昌樹さん編集発行の「ポスト戦後詩ノートvol.10 大木潤子特集」を吉増剛造さんにお送りしたところ、吉増さんからわざわざお便りが!!

 巻頭に寄せた拙詩に、「天からの、そして下の方からの恵ミのようにして眞の詩を」云々云々と、恐れ多くも大変なお褒めのお言葉を頂き、非常に励まされております。

吉増さんのお便りをスキャンしてアップしたいところですが、私信を勝手にアップするのも憚られ、一方で「FBに載せてもいいですか?」などと吉増さんに伺うのも気がひけるのでアップは断念しました。苦笑

特集号、お蔭様で大変ご好評頂いております。これも、労を厭わず原稿依頼してくださった杉中さんと、お忙しい中お時間を割いて御詩をくださった朝吹亮二さん、ご論考を書いてくださった執筆者のみなさま ー鈴木ユリイカさん、荻悦子さん、鈴村和成さん、平井謙さん、阿部嘉昭さん、連れ合いの福田拓也ー のお蔭と思い、心から感謝致しております。本当にありがとうございます。

杉中さんに問い合わせたところ、特集号に載せた詩を
アップするのは「是非是非」とのお返事を頂いたので、拙詩を、写真と本文の両方でアップします。お読みくださいましたらとても嬉しいです。『石の花』ともまた全然作風が変わっています。


「埋められた者が/埋められたまま/輝く」他五篇
                   大木潤子
叫びの容相を呈して
近づいてくる者、
その氷の声が、
時計の針と逆の向きに
ちくたくと、
はしゃいでいる、
小さな獣たちもその声の上を、
昇ったり、降りたりして、
降ってくる雹を、
食べたりして、
かわいそうに、みんな、黒い、
テントの中で、
重なっていて、
  *
その声が、
聞こえる場所に移動して、
金切り声を上げて、
歯が何本も抜ける、
その駅の向こうまで走って、
扉を開ける、
植木鉢の花の、
抜き取られた根の湿り気、
絡まった土の粒から、
ひとつずつ、
教えられる、
  *
抜き取られた花の根の
繊毛が歌を歌う、
若い鹿のような声でそれは、
夜の、小さな星の仲間に、
ひっそりと囁く、
パンを焼く人の、
手の中に入り込んで、
一枚一枚、
硬貨が
弾かれていく、その
ばねの中に、
  *
湿った髪の毛の
中に息があった、
音楽を、レコードが鳴らして、
その溝からも息が、
立ち昇るからその中に、
手を差し伸べる、
助けを与える者のように、助けを
求める者のように、
固い
根を囓りながら、
  *
最後から二番目の瞳が、
いつも足りない、
それで泉に、
水を汲みに行った、
井戸ではないから枯れている日がある、
近づくと土の粒が乾いていて、
蝙蝠がSの字を書いて飛び交う、
その下に
埋められている者が
埋められたまま
輝く
  *
犀の角が落ちたので
交換しに行く、
赤い筒が飛び交って、
暗い道を照らす、
「今日よりも、明日の方が明るい」
と人が言うので坂を下った、
突き当たりの店が閉まっている、
道を渡って、
骰子を拾い、
それを空に向けて投げる、




 
 
 
 
 

2018年4月8日日曜日

八木幹夫さんが大磯においでになりました!

いつも私たちを激励してくださる八木幹夫さん。
一昨日、ついに、大磯にいらしてくださいました!
大磯迎賓館で石窯焼きのピザを堪能した後、鴫立庵、島崎藤村邸跡を訪ね、拙宅へ。
ご丹誠の採りたて無農薬野菜を八木さんが持ってきてくださり、ご自身で辛子マヨネーズ和えをつくってくださったのですが最高の美味しさ! 
と~っても楽しい一日でした。...
ちなみに、大磯迎賓館は明治時代貿易商として成功した方の別宅。今はイタリアンのレストランになっていて、2015年のミシュランにも載ったそうです。ランチは割安♪





2018年4月4日水曜日

保坂和志さん主宰のお花見に行ってきました!

昨日は大尊敬する作家・保坂和志さん主宰のお花見(@代々木公園)に連れ合いと二人で参加してきました! 初対面の方たちとも車座に座り、持ち寄ったご飯を分け合って食べて、ひたすらおしゃべり。保坂さんの小説世界が、現実の中に具現したかのような至福のひとときを過ごしました。保坂さんのお許しを得て、写真アップ! 保坂和志さんのサングラス姿がかっこいい!