2019年3月17日日曜日

「詩客」サイトに、「第21回―平田俊子― 『るりちゃんの右腕』の話法と浄化された世界―ミクロレクチュールの試み」を寄稿しました

インターネットサイト「詩客」の、「私の愛憎詩」コラムに、「第21回 ―平田俊子― 『るりちゃんの右腕』の話法と浄化された世界―ミクロレクチュールの試み」を寄稿しました。
https://blog.goo.ne.jp/sikyakuaizousi/e/e30071d2574c2026be6c05bad39ff4e6

二十代の時に読んで激しい衝撃を受けた平田俊子さんの傑作「るりちゃんの右腕」。現代詩文庫に収録されていないため、今では読む機会が非常に限られた、幻の作品となっています。

今回寄稿したのは、原稿用紙換算30枚を超える力作です!

自分で宣伝してしまいますが、エッセイというよりは論文に近い本格的な論考になっています。


パリ第三大学留学中に学んだ文体分析、イメージ分析、構造分析などの手法を駆使しています。


長いですが、是非、お読み頂けましたら大変嬉しいです。

赤い文字の、引用部分の段落だけを読んで頂くと、「るりちゃんの右腕」作品全体をお読み頂けます!

2019年3月15日金曜日

第49回高見順賞の授賞式に参加してきました

時里二郎さんがご受賞なさった、第49回高見順賞の授賞式に参加してきました。受賞詩集『名井島』は、詩というジャンルの枠を大きく超えた、この作品独自の、一回限りのジャンルが創造されているかのよう。人間の言語の終焉と同時に、言葉の再生への希望も感じさせられ、ずっしりとした読後感が残りました。
受賞のお言葉の、作品の生成の背景についての貴重なお話もとても刺激的でした。

時里さん、ご受賞本当におめでとうございます🎉㊗️🎊

2019年3月11日月曜日

平居謙さん主宰の合評会「とりQ」に参加してきました

一昨日は、平居謙さん主宰の合評会「とりQ」に参加してきました! 全部で13人の賑やかな会、途中で休憩もとらずにみっちり合評会の後は大衆酒場で二次会に。年代の幅が広くて、おしゃべりしているうちに視野を広げて頂いています。とても刺激になって、楽しかった! 主宰の平居謙さんに感謝!! 写真は、行く途中の線路脇で出会った、この春初めてのスミレ。

2019年3月10日日曜日

阿部嘉昭さんの詩集『日に数分だけ』(響文社)の書評を、現代詩手帖3月号「Book」欄に書きました。

阿部嘉昭さんの詩集『日に数分だけ』(響文社)の書評を、現代詩手帖3月号「Book」欄に書きました。
声に出して読むと、音の美しさが染み入るような詩集で、この詩集の持つ独自の音楽性についても言及したかったのですが、紙幅の関係で触れることができなかったので、ここに少し書いておきます。
一つの詩について、一行の長さが、ほぼ同じでありながら微意妙な差異があり、それが、かすかに揺らぐような感覚を生んでいます。
引用した、「日に数分だけ」の場合、最初の四行が、18字、16字、18字、19字。
残された余白もまた、揺らぐかのように見えます。...
一行を読むのに要する時間が大体同じなので、一行が一小節に対応する音楽のようにも感じられてきます。
各行末の空白は、休符のようでもあります。
平仮名の多用も印象的で、言葉の持つ音楽性、視覚性といった、感覚的な面が前面に出てきて、意味指向性が背後に退いていく。
読者が、意味を伝えたら消えてしまう言葉ではなく、音と形を持った言葉の体自身と触れることを可能にしている詩集だと思います。美しいです。


2019年3月5日火曜日

紅梅と白梅が一緒に咲いています

昨年に続き、今年も紅梅と白梅の咲く時期が少し重なりました。
紅梅はそろそろ終わり。


『私の知らない歌』(思潮社)、第10回鮎川信夫賞最終選考まで残りました

昨日は、第10回鮎川信夫賞の最終選考でした。
「私の知らない歌」、受賞には至りませんでしたが、最終候補に残ることが出来ただけでも、とても嬉しかったです!
ご推薦下さった方々に、心より感謝申し上げます。
ご受賞なさった中尾太一さん、四方田犬彦さん、おめでとうございます!
第10回鮎川信夫賞思潮社サイトへのリンク
http://u0u1.net/LrW5
 

2019年2月23日土曜日

会田綱雄さんの命日「桃の忌」に行ってきました

昨日は、会田綱雄さんの命日に毎年開かれている「桃の忌」に二人で行って来ました。40人くらいは集まった盛大な会。帰りにはお土産に、春を告げる桃の花を頂きました。
 
 

2019年2月21日木曜日

新作オペラ「紫苑物語」素晴らしかった!

今日は初台の新国立劇場に、オペラ「紫苑物語」を観に行って来ました。現代詩人会とのコラボのご縁でFB友達になって頂いた松平敬さんのバリトンが聴きたくてチケットを購入したのでしたが、何と台本が佐々木幹郎さん!
松平さんのバリトンは、劇場の天井も壁も隅々までを芯から震わせるような声、絶妙な間、バリトンとは信じられないような高音に加えて、後で楽屋裏で奥様に教えて頂いたのですが、モンゴルに由来するという、異なる二音を同時に出すという特殊な歌唱法もあり、本当に素晴らしかったです!
佐々木幹郎さんの台本は、時に古語を交えた呪術的な台詞も多く、恋人同士の二重唱にはまるで詩のような美しい言葉が続き、魅了されました。さすが!!
凄みのある音楽、迫力ある舞台。堪能しました!
写真はポスターと、オペラシティ54階のカフェからの眺めです。

2019年2月6日水曜日

和合亮一さんが、毎日新聞12月27日の「詩の橋をわたって」で、『私の知らない歌』(思潮社)を、今年の五冊の中にあげてくださいました。

「社会の現在の手応えのなさを鋭く見つめて作品に託した生と死の瞬間の〈明滅〉の場面がずっと続いているのかもしれない」(和合亮一)
アップが遅くなりましたが、
感謝の気持ちで一杯です。

「現代詩手帖」昨年12月号の「現代詩年鑑2019」の展望鼎談、総展望にて、『私の知らない歌』(思潮社)に、とても嬉しいお言葉を頂きました。

「言葉をぎりぎりのところから吐き出しているから、一語一語が切実に響く」(平田俊子)

 「極限にまで切り詰められた詩語は、書くことの不可能性を読み手に体感させる」(峯澤典子)

 「綿状とも螺旋状とも言える『時間の海』へ泳ぎだした歌は、明滅し、時に生から引き剥がされて、死を生きる」(神泉薫)

アップが遅くなりましたが、「現代詩手帖」昨年12月号の「現代詩年鑑2019」の展望鼎談、総展望にて、『私の知らない歌』(思潮社)に、とても嬉しいお言葉を頂きました。

アンケート「今年の収穫」でも、多くの方から、励みになる、嬉しいお言葉を頂きました。

感謝の気持ちで一杯です。




 

前橋にお住まいの詩人・新井啓子さん主宰の個人詩誌「かねこと 第15号」に、「軌跡」を掲載して頂きました。

前橋にお住まいの詩人・新井啓子さん主宰の個人詩誌「かねこと 第15号」に、「軌跡」を掲載して頂きました。「かねこと」、静謐でとても美しい詩誌です。「軌跡」は見開き2ページの作品。最近は、こんな感じで、少し長めの詩を書くことが多くなっています。

杉中昌樹さんの詩のペーパー「フローティング・ポイントvol.2」に、「波ー平均律第一巻第一番プレリュードに寄せて」が掲載されました

杉中昌樹さんの詩のペーパー「フローティング・ポイントvol.2」に、「波ー平均律第一巻第一番プレリュードに寄せて」が掲載されました。杉中さんのご承諾を得て、アップします。バッハの平均律第一巻第一番プレリュードの、一小節に一行が対応するようにしてイメージして書きました。


『私の知らない歌』(思潮社)が、H氏賞最終候補に残りました。

『私の知らない歌』(思潮社)が、H氏賞最終候補に残りました。票を投じてくださった5人の方々に感謝します! 最終候補に残っただけで十分嬉しくて、報われた気持ちでおります。

https://www.japan-poets-association.com/news/2020/