2018年6月12日火曜日

モンシロチョウが羽化しました!

モンシロチョウ羽化第一号!
今日も垣根を頑張って、汗びしょになったのでシャワーを浴びていたところ、連れ合いが大声で叫んでいる声が聞こえてきて、扉を開けて耳を澄ますと
「チョウチョだ、チョウチョが家の中を飛んでる! 孵ったのか? あれ、違う! 何だ? モンシロチョウが家の中を飛んでる!」
と叫んでいるのを聞いてピンと来た、脱走した青虫だ! あの青虫が蝶になったんだ!
連れ合いはこの前サナギになった青虫が蝶になったと思って段ボールを見たらサナギはまだそのままなので、家の中を飛んでいる蝶がどこから来たのかわからず騒いでいるらしい。私は大急ぎで服を来て出て、
「違うよそれ、脱走したのだよ」
野菜に青虫がついてくるといつも小さな段ボールに入れて、ラップをかけてゴムで留めているから今まで脱走した青虫は一匹もいない、なのにこの前は忽然と消えた。サナギになる直前、気に入った場所を探して青虫は長距離を歩く、段ボールの中に閉じこめられていても段ボールの壁をぐるぐるぐるぐる何周もしてから、サナギになる場所を決める。だけどその青虫はゴムで留めたラップと段ボールの間の僅かな隙間から出て行ってしまったらしく、朝段ボールの中を見たらいなかった、いないと思っても今までは、菜っ葉と同じ色で見逃しているだけだったから菜っ葉を取り出してしげしげ見たけれどいなかった。忽然といなくなっていた。
「青虫脱走した」
「どっかにいるぞ。でも下には行かないから踏まないだろう」
「どこいったんだろうねえ」
段ボールは台所に置いてあったから、ごみ箱の横とか冷蔵庫の脇とか、青虫がサナギになる時に好みそうな場所を探したけれど見つからなかった。
「小さい虫が沢山飛んだらコマユバチにやられてたってことだね。無事蝶になったら突然蝶が飛ぶね」
「羽化してすぐに日に当たらないと飛べない蝶になるぞ。出かけてないときだといいけどな」
などと話していたのに連れ合いはすっかり忘れていて、手品みたいに突然、紋白蝶が現れたと思って騒いでいた。
「窓のところにいる、窓に当たってるからすぐ出してやらないと羽がいたむかも」
言うので見ると、レースのカーテンと窓の間をパタパタと飛んでいる。蝶は明るいところに行こうとするのだそうで、今までも家の中で蝶を放すと一目散に窓に向かった。
「写真だけ撮る、写真」
大急ぎでパチパチ撮って、窓を開ける、薄いレモン色を帯びた白い蝶は窓が開いたことがわかったようにさっと外に出ていった、ずっと前から飛ぶことを知っているようにふわっと空に向かった。
写真上は羽化した蝶、下は現在変身中の蝶。




 

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